よくある「不眠症」の症状

◎ ベッドで横になっても数時間寝付けない
◎ やっと寝ついたのに途中で目が醒める
◎ 朝起きた時に疲れている
◎ 普段より2時間以上早く目が醒めてしまう
◎ 昼間眠くて仕方ない

不眠症の症状と原因

不眠症とは、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。

不眠の原因はストレス・こころやからだの病気・薬の副作用などさまざまで、原因に応じた対処が必要です。

悪循環になることも・・・

不眠が続くと、緊張や睡眠状態へのこだわりのために、なおさら不眠が悪化するという悪循環に陥ります。家庭での不眠対処で効果が出ないときは専門医に相談しましょう。

① 長期間にわたり夜間の不眠が続く
② 日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する

このふたつが認められたとき不眠症と診断されます。

不眠症の治療

当院ではカウンセリングをしっかり行います。
その上で、医師の診察が必要と判断した場合は、病院を受診して頂きます。
既に病院を受診され、お薬を処方されていらっしゃる方に対しては、はじめはお薬と鍼灸治療を併用していきます。

不眠症は主に、ストレスが原因で起こると言われています。
視床下部―下垂体―副腎皮質の働きが興奮することにより起こり、最終的に副腎皮質からストレスホルモンであるコルチゾールというホルモンが分泌されます。

このホルモンは、短期的にはストレスにうまく適応するように働きますが、慢性的なストレスによって長期にわたって過剰に分泌されますと、免疫力が落ち病気にかかりやすくなります。
このホルモンが過剰になりますと交感神経が優位になり、覚醒作用で不眠症となります。

鍼灸治療は自律神経の働きを改善します

鍼灸治療はこの自律神経の働きを改善することができます。
手や足のツボに鍼をすることで、神経がその刺激に反応し、脊髄から脳へと信号を伝え、交感神経を抑制する作用があることがわかっています。

また自律神経の交感神経は筋肉にも入り込んでいます。
交感神経が働き続けていると筋肉にコリ、緊張が生じます。

鍼灸治療により、筋肉のコリや緊張を取り除くと、自律神経が安定します。
内分泌ホルモンと筋肉の両面から働きかける事で、不眠症を改善できるのです。
鍼灸治療を続けていきますと、服用しているお薬の量が無理なく徐々に減り、最終的には離脱することが可能です。

不眠症でお悩みの方は、一度当院へご相談ください