よくある「手足のしびれ」の症状
◎ 腕に脱力感がある
◎ 買い物袋を持っているとしびれる
◎ 首や肩、肩甲骨のあたりでうずくような痛みがある
◎ 手または足もしくは両方が冷たく、血色が悪い
◎ 電車のつり革につかまる腕を上に上げる動作が辛い
◎ 握力が低下して物を持つのが辛い
◎ 足の付け根から太腿のうしろにかけてしびれが出る
◎ 歩き出すとしびれが出て立ち止まることがある
なぜ手・足のしびれがおこるのか?
しびれは、体のどこかで神経が圧迫などにより障害されることにより起こる症状です。
手のしびれの原因でもっとも多いものはパソコンなどを使う長時間のデスクワークと、それに伴っておこる肩こりです。
長時間のパソコン作業で緊張し続けた筋肉は血流が滞り、肩こりが起こります。
腕や手の神経は、首(頸椎)から出て、肩のあたりを通って腕や手の先まで伸びています。
首や肩のこりがひどくなると、緊張した筋肉により腕と手に向かう血管や神経が圧迫されてしまい「しびれ」を起こします。
神経が圧迫されていると、一般的にビリビリ、電流が流れるような痺れが多く、神経に沿った範囲でしびれが起こります。
特に、鎖骨周辺で神経や血管が圧迫されているものを胸廓出口症候群と言います。
首が長めで、なで肩の女性に多く、手や腕のしびれの他に熱感、冷感、脱力感などの症状が現れます。
その他の原因としては、首の椎間板ヘルニア、頚椎症(首の骨の変形)、手根管症候群(手首の靭帯の中を通る神経が何らかの原因で圧迫される)、頚部脊柱管狭窄症などがあります。
頚部脊柱管狭窄症では、腕や手だけでなく足にもしびれが起こり、麻痺を起こします。
足のしびれの原因の多くは脊柱管狭窄症や座骨神経痛、腰の椎間板ヘルニアなどです。
疲労し、硬くなった筋肉が神経を圧迫ししびれを起こしたり、ヘルニアの場合は骨と骨の間でクッションの役割をしている椎間板の中に入っている髄核が飛び出し、神経を圧迫ししびれを起こします。
手足のしびれに対する治療法は?
原因となる筋肉のこりは日々の疲れやストレスから来ていることが多く、まずは自律神経の調子を整えてお身体をリラックスした状態に戻していきます。
その後、神経を圧迫している筋肉を特定し、直接しびれの原因となっている首肩、足にある神経や筋肉の緊張をゆるめ、血流を改善していきます。